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粘膜の春

粘膜が春を先取りしすぎている。

 

今日は日中雪がちらつくほどの冷え込みで、暦の上ではマーチとはいえまだまだ厚手の上着が欠かせない。それにも関わらず植物は律儀にカレンダー通りに仕事に励むようで、今年もバッチリ花粉症である。年中だ。なんなんだ。真夏と真冬以外は年中だ。今年は花粉の量も多いのか、周りでも今まで花粉症ではなかった人たちが発症したりしている。

 

花粉症持ちじゃない人からすると何がそんなに辛いのかわからないらしい。教えてやろう。一番はどこからどこまでが花粉症の症状なのかよくわからないことだ。目のかゆみや鼻水、くしゃみはもちろん、のどの痛みや微熱なんかも出たりする。同時に症状が出ていると今自分はどこが調子悪いのかよくわからなくなってくる。モルボルのくさい息でステータス異常になったときと似ている。あらゆる状態異常エフェクトが表示されてお前はいったいどうなっているんだという状態に近い。今日来ているシャツとズボンが同系色でださい感じになっているのも花粉のせい。お昼ごはんのねばねばサラダに醤油かけ過ぎたのも花粉のせいだ。春先はたいていの小さい不幸を花粉のせいにしていればなんとなく丸く収まっている。